難聴・補聴器外来

難聴とは

難聴には、聞こえの神経に音がうまく伝わらないために起こる難聴と、聞こえの神経自体がだめになってしまって起こる難聴があります。
音がうまく伝わらないのは、耳栓のような大きな耳垢や、鼓膜に大きな穴が開いてしまうことや、中耳炎や、鼓膜の内側の変性などによって起きます。多くの場合、原因を改善することで難聴は治ります。

聞こえの神経が悪くなる場合、突発性難聴のような急激な神経のダメージで起こるものと、年老いてだんだん聞こえなくなるものがあります。
急激な神経のダメージの難聴は、早期の治療が大切です。
聞こえがおかしいと気がついたら、1日でも早く耳鼻咽喉科を受診して下さい。

補聴器外来

年齢が高くなるにつれ、聞こえが悪いと感じている人の割合は増えていきます。
最近聞こえが悪くなってきた、そろそろ補聴器が必要かな?と思われた場合には、いきなり補聴器を購入するのではなく、まず耳鼻咽喉科を受診することをお勧めします。

補聴器は、難聴など聞こえが悪くなった方に必要な音や声を届けるためのものです。
補聴器によって完全に聴力をとり戻すことは難しいですが、低下した聴力を補うことで日常生活のコミュニケーションがスムーズになり、安心した毎日を過ごすことができます。

当院では第1・3・5木曜日の午前中に「認定補聴器専門店」から認定補聴器技能者が来院し、補聴器のご相談を受け付けております。(予約制)

聞こえについてのお困りごとや少しでも気になることがありましたら、お気軽に当院までご相談ください。

以下ような症状があればご相談ください

  • 聞き違いが多い
  • 会話が聞き取れない時がある
  • 聞き返すことが多い
  • テレビの音量が大きい
  • 名前が呼ばれても気付かない

補聴器外来の実施日

  • 第1・3・5木曜日の午前中に補聴器外来の時間を設けております。(予約制)
    • 補聴器外来はWEBからの予約に対応しておりません。
      ご希望の方は一度受診をしていただき必要な方に対して予約を行います。

補聴器外来の流れ

  1. まずはご来院ください

    まずは一般外来を受けていただき、お困りの症状に対して補聴器が必要なのか、効果があるのかを診断いたします。
    その後補聴器の適応があるかどうかの診断を行い、問題なければ補聴器外来の希望日時をうかがいます。

    ※補聴器外来は完全予約制となっております。(第1・3・5木曜日の午前中)

  2. 補聴器相談

    診断結果をもとに、認定補聴器技能者と連携し補聴器に関する説明や相談を行います。

  3. 補聴器の貸し出し

    補聴器適合検査の結果が良好であれば貸出を行います。
    補聴器を利用して日常生活を送っていただき、快適に聞こえるように何度か調節を繰り返します。

  4. 補聴器の決定

    貸し出しした補聴器で十分効果を感じることがあれば、補聴器を決定します。
    再度各種機能の使用方法の説明や装用訓練の指導を行います。

  5. アフターフォロー

    定期的な点検・聴力検査を実施し、必要に応じて調節を行います。